2017年に製造する復刻版の清涼飲料水のネーポンのシロップについて (結局2019年1月になってしまったという。2019年3月2日更新)

田中 (たなか)といいます。

今回は、2017年に製造しようと思っているネーポンの特徴について書こうと思います。

ツルヤ食料品研究所で製造されていたネーポン

ネーポンは、1955年くらいに、兵庫県の、有限会社ツルヤ食料品研究所の上田豊 (うえだゆたか)社長によって発案され、2017年まで、有限会社ツルヤ食料品研究所によって、販売されていた瓶詰めの飲料です。

ネーポンが発明された、1955年当時の清涼飲料水の原材料といえば、水、砂糖、香料、クエン酸、着色料の組み合わせで製造されていたものが多かったそうです。

子供達に少しでも良いものを飲んで欲しいとの思いから、ネーブルとポンカンの天然の果汁を使用し、果汁10パーセント入りの瓶詰めの清涼飲料水として発明されました。

その後、豊さんが亡くなられてからは、奥さんの上田安子 (うえだやすこ)さんが、2017年まで製造されました。

しかし、ツルヤ食料品研究所の主力製品は、決してネーポンという訳ではなく、瓶詰めの甘酒、ぜんざい、冷やし飴でした。

ネーポンは原料が高く、作っても、あまり儲からなかったそうです。

ですので、ネーポンは、本当に儲けるためというのではなく、ボランティアに近い気持ちで製造されていたそうです。

テレビ番組などでネーポンが取り上げられるようになる。

1990年代に入ると、中島らもさんの著書、西方冗土 (さいほうじょうど)、テレビ番組の探偵ナイトスクープ、たけしさんまの世界超偉人伝説で、ネーポンが取り上げられます。

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当時の番組を見て、私もネーポンの存在を知り、ネーポンが販売されていた、アジアコーヒ日の出通り店に、私も飲みに行きました。

かなり面白おかしくネーポンが取り上げられたため、ネーポンの知名度は全国的になりました。

(しかし製造者の気持ちとしては、本当にいい商品を頑張って作っているのに、こんな笑われるような扱いをされてと、あまり快くは思われていなかったそうです。)

兵庫県神戸市にあった、ネーポンの工場へ行ってみた俺

その後、僕 (田中)は、2015年頃に、再びネーポンを求めて、ツルヤ食料品研究所に遊びに行き、ネーポンを一人で製造されている上田安子 (うえだやすこ)さんにお会いし、話をしたところ、「もう来年でネーポンをやめる。」と言われていたのですが、最後に、インターネットを使って、ネーポンの販売をしてみました。

もうすぐネーポンがなくなります。的なことを書いて売りました。

正直、大して、儲からなかったとは思いますが、でも、全国からネーポンの注文が入ったり、新聞やテレビなどで、ネーポンが再び取り上げられるようになりました。

大して儲かりはしませんでしたが、かなり楽しかったです。

売るならもっと頑張れよって話だと思いますが。

ツルヤのおばちゃん (上田安子さん)は、非常に仲良くしてくれました。

で、いやー。ありえないことなんですが、「あんた、そんなにネーポンが好きなら、またお金持ちになったらネーポン作りな。」

って言って、ネーポンのレシピを教えていただきました。

他に、きちんとスーツを着た、営業マンみたいな人もネーポンを譲ってくれって言いに来てくれたそうなんですが、事もあろうに、フーテンの寅さんみたいな、ぐうたらな俺に権利を譲ってくれました。

譲ってれた理由は、「あんたが一番本当にネーポンを好きだと思うから。」

という理由でした。

そのくせ、その後10年間何もしてなかった俺。

今年こそは真面目に頑張ります。

きちんと、ネーポンを製造して、いくらか恩返ししたいです。

2017年に製造予定のネーポン

今年は、やっとネーポンを作ることにしました。

本当今更です。

今更ネーポンなんて作って売れるのか?

欲しい人なんていないから潰れたんだろ?

そういう気もしないではないですが、俺はやっぱりネーポンが好きなんで作ってみます。

売れなくても、儲からなくても作ります。

作ってみないことには、売ってみないことには、それもわからないんだけど。

はじめは僕は、たけしさんまの世界超偉人伝説を見てネーポンを知り、ネーポンという絶妙なネーミングに惚れ、ネーポン自体は過小評価してましたが、飲んだらやっぱり、かなりとんでもなく美味しいんです。

やっぱり作らないと。

いいものは消えちゃならんと思います。

ゲゲゲの女房のドラマで聞いたセリフ、「本物は消えない。」

が心に沁みそう。

んで、やっぱり製造するとなると、お金が結構かかるところが多かったんですが、今回結構小ロットから製造できて、試作品も無料で作ってくれる会社に出会い、作ることができそうです。

今回のネーポンはシロップという形で製造します。

当初は、瓶のネーポンを作りたいだとか、現代風に缶とかペットボトルで作りたいなとか思っていましたが、今回は、シロップという形で販売します。

今回以前も、ネーポンの試作品を頼んだ会社が何社かあり、申し訳ないことをしたと思っています。

無料で試作品作ってもらったのに、金を用意できずに、ただでジュースを飲んだだけになっちゃいました。

あ。

話逸れた。

えっと、話を戻しますと、今回は、シロップでの販売となります。なんでシロップ?かというと、製造に係るコスト面と、利便性を考えたら、シロップっていいなと思ったからです。

4倍に水で薄めると、ネーポンになるというネーポンのシロップ (原液)を販売します。

多分600mlの瓶での販売になると思います。

4倍に薄めるので、600mlの瓶、一本で、2400mlのネーポンが作れる訳です。

つまり、600mlの瓶一本で、以前の200mlのネーポン12本分が作れるのです。

これなら、家賃払って倉庫を借りたりしなくても、狭いアパートにも置けます。

要するに、カルピスの原液的なやつです。

ネーポンシロップの試作品作り

で、ネーポンの試作品を何度か工場に作ってもらったんですが、なかなか元々のネーポンらしい味にならないんです。

「こりゃ困ったな。やっぱり、ネーポンの香料の会社も潰れてるし、もう同じようなものは作れないのかな」

と思っていた時に、facebookで、アートスクール時代の友人 (三宅くん)から連絡が来ました。

なんと、2007年頃の冷蔵庫で保管されていた状態のいい、ネーポンがあるというのです。

というわけで、そのネーポンを工場に送ったりして、かなりネーポン感のある、かなり美味しい試作品が出来上がりました。

完成品は、もっともっと確実に昔のネーポンが再現できそうです。

結局遅くなったが2019年の1月にネーポン復活w (2019年3月2日更新)

結局遅くなりましたが、ネーポンシロップは、2019年1月、ついに完成いたしました。

ただ僕自身、ネットでの販売が慣れていないため、とりあえず、ヤフオク!での限定販売のみになっています。

今後他の販売方法も模索いたしますのでよろしくお願いいたします。

ちなみにヤフオク!でネーポンを買うには、Yahoo! JAPANのIDを取得して、私が出品している商品に入札していただくだけですので、それほど難しくはありません。

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ABOUTこの記事をかいた人

nepon

田中と言います。高校卒業後、漫才をし、芸術大学に行き、中退し、アルバイトをし、現在に至ります。