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有名アーティストも今NFTを発行しています。
今、仮想通貨やアートに興味がある人の間では、NFTが話題になっています。
大まかに言うと、NFTは仮想通貨の一種です。
正体不明のグラフィティ・アートのバンクシーや、イギリスの現代アーティスト、ダミアン・ハーストも、NFTを発行しています。
仮想通貨 (かそうつうか)とは
仮想通貨には、ブロックチェーンという新しい技術が使われています。
通常、デジタルデータは、いくらでもコピーできますよね。
例えば、Aさんが画像データCを持っているとします。
AさんがBさんにそのCの画像データを送信すると、Bさんに画像データCは届きますが、Aさんのところにも画像データCが残ります。
デジタルの世界では当たり前ですね。
もしこれがお金だったらどうでしょうか?
AさんがBさんに1,000円のデータを送信すると、Bさんに1,000円のデータが届きますが、Aさんのところにも1,000円のデータが残ることになります。
送信すれば、データは相手に届きますが、送るたびにお金のデータはコピーされていきます。
もしお金がいくらでもコピーできるものだったら、困ってしまいますね。
いくらでもコピーできて一度手に入れれば、なくならないお金なんて、ありがたくないですよね。
ブロックチェーン技術は、そのデジタルの取引などのデータのブロックを鎖 (チェーン) みたいに繋いで、鎖 (チェーン)でつながった皆 (みんな)で取引の正当性を管理する技術らしいです。
ブロックチェーン技術を使うと、AさんからBさんに1,000円を送ると、Bさんに1,000円の所有権がちゃんと移動して、Aさんには1,000円の所有権はちゃんと無くなるのです。
仮想通貨には、ビットコイン、イーサリアム、モナコインなど種類があって、それぞれ独自のブロックチェーンで繋がっています。
NFTとは
NFTとは、その仮想通貨のブロックチェーンの中で発行できる代替不可能 (Non Fungible)なトークン (代替通貨)のことを言います。
トークン (代替通貨)とは、お金っぽいけどお金じゃないもののことで、ゲームのメダルだとかパチンコの玉だとか、そういうもののことを言います。
パチスロでメダルをたくさん手に入れたら、お金じゃないのに、お菓子とかお金とかに交換できますよね。それがトークン(代替通貨) です。
仮想通貨 (ビットコインやイーサリアム)では、結構簡単に、誰でも仮想通貨のブロックチェーン上でトークン (代替通貨) を発行できるんです。
ブロックチェーン上で、お金の代わりのパチスロのメダルみたいなのを発行することができて、そのメダルみたいなのをトークンと言います。
で、肝心のNFTとは?
ブロックチェーン上で発行できるトークンの中でも、唯一性を持つトークンのことをNFT (非代替性トークン)と言います。
メダルみたいに数が多くなくてお金の代わりに機能するものではないけども、ブロックチェーン上で発行できて、ちゃんとブロックチェーン上で所有権が移動できるトークンのことをNFTというみたいです。
ブロックチェーン上では同じトークンを何枚でも発行できますが、1枚とか、5枚だとか、限定数を決めて作るわけです。
で、そのNFTには、アートワークの画像データだとか、ブロックチェーンゲームのキャラクターのデータだとか、デジタルのデータを紐付けます。
例えば、一枚しかない絵画の画像データを紐付けておくと、その絵画の画像の所有権をブロックチェーン上で管理できて、正当に所有権を移すことができる。みたいな話。
普通のアート作品の場合
アートの作者が作品を100円で売る。→100円で買った人が作品を500円で売る。→500円で買った人が1万円で作品を売る。→1万円で買った人が作品を100万円で売る。
100円で売っちゃったアート作品が100万円に値上がりしても、作者には最初に作品を売ったときのお金100円しか入りません。
NFTだと、所有権が移動するたびに10%のロイヤリティがもらえます。(そういう設定にしたら)
同じように
アートの作者が作品を100円で売る。→100円で買った人が作品を500円で売る。→500円で買った人が1万円で作品を売る。→1万円で買った人が作品を100万円で売る。
NFTの場合は、作品代金 100円 + 500円の10%の50円 + 1万円の10%の1000円 + 100万円の10%の10万円
作者には、合計10万1150円のお金が入っています。
うまく説明できてるのか謎だけども。
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