2018年に復活させる、1990年代の幻の清涼飲料水、ネーポンと、その品質とかについての話。

かんたんに、ネーポンについての説明みたいなやつ。

関西の幻の清涼飲料水と言われた、ネーポン。

この度、その、幻と言われて、2007年には、とうとう製造されなくなったネーポンを、約10年ぶりに、2018年の春には復活させることができそうです。

この幻の清涼飲料水の、ネーポンの名前の由来は、柑橘類のネーブルとポンカンです。

ネーポンとは、ネーブル果汁と、ポンカンの果汁を、使った、神戸生まれの地ジュースのことです。

1990年代、メディアを通して、一躍、有名になったネーポン。

1990年代には、作家、故人の、中島らもさんの著作『西方冗土』の中に、ネーポンの話が出てきます。

中島らもさんの事務所が、ネーポンを販売していたアジアコーヒ日の出通り店という店がある、大阪の玉造 (たまつくり)にあったらしいです。

この本を僕が読んだのは、中島らもさんが、階段から転落して亡くなった、ずっと後のことでしたが。

僕自身は、ブックオフで100円で買いました。

西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退 (集英社文庫)

個人的な、僕とネーポンの出会い (夢があった1990年代)

僕自身が初めてネーポンと出会ったのは、1994年に放送された、『たけし・さんま世紀末特別番組!! 世界超偉人伝説(たけし・さんませいきまつとくべつばんぐみ!! せかいちょういじんでんせつ)』というテレビ番組がきっかけでした。

その当時、自分が何歳だったとかは、全く記憶になかったのですが、Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/たけし・さんま世紀末特別番組!!_世界超偉人伝説)を見る限りでは、僕は高校生だったようです。 (自分の記憶では、小学生か中学生の頃だと思っていた。)

コーヒーのない喫茶店、アジアコーヒで販売されていたネーポンの動画

100万人伝説(1994年4月1日放送)

1000万人伝説(1995年3月23日放送)

当時、1990年代は、「矢追純一 UFOスペシャル」のような、UFOの特集みたいな怪しげな番組も流行っていた時代で、UFO番組で語られる時の、怪しい雰囲気を持つナレーションと全く同じ調子のナレーションで、ネーポンが紹介され、ネーポンの怪しさが強調されている。(当時のUFO番組では「驚くべきことに」「驚くほど」と、やたらに、驚くという言葉が多用されていた。)

↑このテレビ番組を見て、もうネーポンが残りわずかというのを、僕は信じ、「ネーポンを飲みにアジアコーヒに行こう。」と、当時、高校生だった僕は、中学時代の友達を誘ったのでした。

テレビ放送のあった次の日の夕方に行ったか、その週の土日に行ったとか、詳しいことは覚えてません。

友人たちと、チャリ (自転車)を漕いで、玉造にあった、喫茶店、アジアコーヒ日の出通り店に行き、ネーポンを飲んだのが、僕が、本物のネーポンと出会った最初でした。

初めて行った場所だったので、少し迷いましたが、チャリを漕いで、アジアコーヒ日の出通り店に着くと、そんなに多くはないですが、テレビを見た人たちが、店の周りに集まっていました。

ん。こんな話、何の意味があるのか。ということで若干省略。

とにかくその時、初めて僕はネーポンを飲み、当時のネーポンを飲んだ僕の印象は、店の退廃的な雰囲気も手伝ってか、美味しいものを飲んだというよりは、変わった飲み物をとうとう飲んだ。みたいな印象だったと思います。

宝探しをして、とうとう宝物を手に入れた!!というような気持ちに近いような。

なんかネーポンを飲んで誇らしげな気分になったものです。

そんな記憶なので、僕が、小学生か中学生の頃だろうと思ってたんですが、きちんと調べてみたら、僕は、もう高校生だったんですね。

高校生にもなって、俺は何をしていたんだろう。

年齢的に大人になった僕と、ネーポンとの再会。そして、改められた僕のネーポンに対する印象。

その後、大人になって、2005年頃、ネーポンの工場 (神戸の、ツルヤ食料品研究所)に遊びに行くようになって、僕は、ネーポンと再会を果たしました。

改めてネーポンを飲んで、ネーポンを実際に製造している、上田安子 (うえだやすこ)さんとお話をすると、子供の頃には、メディアの情報を鵜呑みにし、若干僕がバカにしていたネーポンとは、また違う印象でも、僕はネーポンを見るようになったのでした。

まぁ僕の心の中の根底には、あの面白いネーポンwwというイメージは消えませんし、消してはならんと思うくらいの強烈な楽しい思い出がありますが。

やはり、製造者のお話を聞くと、全く全然違う印象をネーポンに抱くことができます。

ネーポンという清涼飲料水が生まれた背景は、Wikipedia (https://ja.wikipedia.org/wiki/ネーポン)にもあるように、ツルヤ食料品研究所の、創業者、上田豊さんが、1955年当時の子供たちが飲む、清涼飲料水が、果汁が0の、砂糖、水、香料のみ!!みたいな飲料を作っていたのが当たり前だった時代、少しでも良いものを子供たちに飲んでもらいたいという気持ちを持って、本物の果汁を入れて作り出した、清涼飲料水が、ネーポンだったということでした。

「あんな風にテレビで馬鹿にされたように放送されたおかげで、ネーポンに対して、よくないイメージがついて、色眼鏡で見る人が増えたけど、ネーポンは、お金儲けのために作ったわけじゃなくて、子供たちにいいものを飲ませたいっていう気持ちで作ったものやし、実際作ろうと思ったらお金も手間もかかるし、他のところやったら、儲からんから、よう作らんようなものなんやで。」

みたいな。(話を、製造者の、上田安子さんに聞きました。)

実際、果汁も、10パーセントの果汁と聞くと、大したことのないように感じるかもしれないけど、外国産の、安い、濃縮のオレンジ果汁を使っているというわけではなく、いい果汁を使っているし、ネーポンは、儲からないと言っていたのも、本当だったんだろうなと、今になっては僕も思います。

やっぱり、味に出るんやと思う。

ネーポンを飲むと、実際、美味しいのだ。

いやほんと。(まぁ好みの問題もあるだろうけど。)

優しい甘さだし。(まぁクエン酸の配合の割合とかもあるんだろうけども。)

僕は大人になって、美味しいものを食べるようになって、多少は味のわかるようになって、ネーポンは大人になって、工場に行って何本も飲んだが、やっぱり美味しいのだ。

これはやはり、品質が優れているからなんじゃないかと思う。

なんで今日、こんな記事を書いたのか??

漫画「夏子の酒」を読んだすぐ後だったから・・・という、しょうもない理由。

今日なんで、やたらこんなことを書いているのかというと、最近僕は、Amazon (アマゾン)の電子書籍の端末、Kindle (キンドル)で、期間限定とかで、無料になったりしている漫画とか、よく読んでいるんだけど、今日僕は、昔、テレビドラマにもなっていた、「夏子の酒」という漫画の、第一巻を、無料で読んだのだった。(2017年1月2日現在、今なら、無料で、夏子の酒、1巻から、3巻まで購入できます。アプリでも読めます。)

夏子の酒(1) (モーニングコミックス)

その「夏子の酒」を読んで、本当に、そうだなぁと、しみじみ思ったことがあって、この記事を書いている。

簡単に言うと、漫画の中で、昔ながらの酒蔵を経営していた人が、商売が下手で、酒造りをやめてしまったという話。

主人公の夏子は、広告代理店で働いている、女の子で、実家は小さい酒蔵 (さかぐら )をやっている。

そんな夏子が、大手の酒造メーカーの、コピーを書くことになった。

本来は、日本酒は、米と麹 (こうじ)だけで作られる。

そんな、米と麹 (こうじ)だけで作られた日本酒を、純米酒と呼ぶ。

でも実際には、大手の酒造メーカーは、、、とか書いてたら、漫画の内容読んでしまったら、もし読んでない人が、夏子の酒を読む楽しみがなくなるか。

ってことで、俺が一番心を打たれたところのページの画像を載せておく。

ネーポンは、別に、果汁100パーセントのジュースではない。

だけど、あの当時、たけしさんま世界超偉人伝説などで、ネーポンが話題になった時の、ネーポンのメディアでの取り上げられ方は、製造者にとっては、屈辱的だったかもしれない。

あの番組を見てネーポンを知った人たちは、ネーポンに対して、怪しげな印象の、キワモノの清涼飲料水だというイメージを持ったことはあっても、本当に美味しそうな、丁寧に作られた製品だという風には、誰も見なかっただろう。

実際、僕も、あの面白いイメージのネーポンを見て育ち、大人になった。あれはあれで、僕の子供心にとてもネーポンという楽しい思い出を与えてくれて、僕にとっては良かったわけだが。

現在では、大手のメーカーさんの作ったものだから安心だと思って、大手のメーカーの商品を選んでものを買う人は、昔ほどは多くはないと思うけど、その頃の人たちは、やっぱり、漫画「夏子の酒」の中で描かれているような状況だったと思う。(夏子の酒が連載されていたのは、1988年から、1991年らしい。)

大手のメーカーでない、怪しい会社が作った、聞いたこともない怪しげな、ジュース。それがネーポンだったのだ。

1990年代当時、僕たちがネーポンに対して持ってたネガティヴなイメージを、あえてここに書く。

当時の、ネーポンの瓶には、首のところに、ラベルが貼られていた。そのラベルには、大きく、「果汁10% 黄色4 黄色5」と印刷されていた。

このラベルはかなり目を引いたので、そのラベルを見て、面白おかしく、

「果汁10%しか入っていない、着色料まみれの、清涼飲料水。」

そんな印象で、僕たちは、ネーポンを飲んでいた。

当時、自分以外の、ネーポンを飲んだ人に聞いた、感想といえば、「薬っぽい」だの。「まずかった。」だの、どちらかというと、ネガティブに語られることが多かった。

それは、わざと、大げさに、語ることで、いかにネーポンという怪しいものを、俺は飲んだんだぜ。という、自慢話のためだったんじゃないかと思う。

僕自身が、1990年代にタイムスリップして、当時のネーポンを飲むことができないので、その当時のネーポンの印象が、事実だったのか、大げさに語られたものだったのか、検証し直すことはできないが、僕が大人になって、2000年代に、工場で飲んだネーポンは本当に美味しかった。

少なくとも、僕自身は、1990年代に、実際に当時のネーポンを飲み、怪しいものを飲んだ!!という達成感はあったが、実際に味がまずかったという記憶はない。

ただ、アジアコーヒにあった、もう一つの看板メニューである、インドカレーにだけは、恐ろしくて手が出なかったものである。

どれくらいネーポンが美味しいのか (個人的な感想。)

僕の個人的な感想だけど、ネーポンはかなり美味い。

毎日飲んでも飽きない。(試作品だけど、試作品は毎日飲んでた。)

僕の個人的な意見だが、僕が今までに飲んだ、どの10パーセントのオレンジジュース (正確には清涼飲料水)よりも、僕はネーポンが好きだ。

ネーポン以外で、僕が本当に美味しいと思った柑橘系のジュースは、オーガニックの100パーセント果汁のみかんジュースくらいだ。

自分が、これから作って売るものだからというような理由ではなく、本当にネーポンは美味しい。と、僕は心から思う。

昔、ネーポンを飲んで、薬っぽいと感じた人の意見もあるが、これは勝手な僕の憶測だけど、ネーブル、ぽんかんという、若干、普通のみかんやオレンジと違う果汁だから、味わいの違いを薬っぽいと表現した可能性もあるんじゃないかな?とか思ったりもしている。わかんないけど。

少なくとも、大人になってネーポンを飲んで、他のオレンジ系の飲料と比べて、ネーポンの方が、まずいだとか、薬っぽい味だなと感じたことは、僕はない。

2018年に製造販売予定の復刻版の、ネーポンのシロップについて

ネーポンを製造していた、ツルヤ食料品研究所が2007年に廃業になり、もう10年も経つわけだけど、本当にここまで、ネーポンを復活させるのが遅くなって申し訳ないと思っています。

その言い訳というか、理由というか、まぁそんな言い訳はいいか。

お金がなかっただの、ネーポンの香料を製造していた工場がもうなかっただの、まぁ、言い訳なんだけど、当時のネーポンの味を再現できないと思っていたという、そんな情けない理由というか、言い訳です。結局俺は言い訳を言うのか。

実際、ネーポンの試作品を、オリジナルジュースを製造してくれる会社に頼んでも、ネーポンの味を知ってる僕が飲んでみたら、全く味が違ってて、やっぱりネーポンを再現するのは無理なのかなと、諦めそうになっていました。

そんな愚痴みたいなことを、自分のFacebookに書いてた時だったっけ。

2007年くらいに製造された、冷蔵庫で保管されたネーポンを持っているという人物が現れ、そのネーポンをもらい受け、工場に送り、分析してもらって、糖度などを計測し、果汁も、ポンカンを使って、試作品を作ってもらうと、僕が思う、美味しいネーポンに近いものができたのです。

だけど、ポンカンの果汁はあったけど、ネーブルの果汁はこの季節には、ないらしく、ポンカンと、そして、ネーブルではない、違う果汁を使って試作品を作っていただきました。

ネーブルの果汁が、2018年には用意できそうだということで、おそらく、2018年には、ほぼ完全に、ネーブル果汁と、ポンカンの果汁を使った、本物のネーポンを再現できると思います。

2018年のネーポンは、瓶入りの、4倍濃縮のネーポンシロップです。

そんなネーポンは、今回は、シロップという形で、販売を予定しています。

つまり、水で、薄めて飲むタイプです。

その理由は、瓶入りの、ストレートでそのまま飲むネーポンを大量に製造するとなると、置き場所にも困る。

瓶代なども余計にたくさんのお金 (コスト)がかかって大変だと思います。

その点、薄めるタイプの濃いシロップだと、売れなくても、置き場所にも困らないかなと。

ということで、今回は、600mlの瓶入りのネーポンのシロップを販売する予定なんですが、4倍濃縮なので、従来の200mlのネーポンなら、ネーポンシロップの瓶、たった1本で、12本分も作れます。(600ml×4=2400ml、2400ml÷200=12本分。)

関西の地ジュースということで、関西の喫茶店、などで取り扱っていただけるようになったら嬉しいです。

濃縮タイプなので、置き場所にも困らず、ネーポンを提供していただけるんじゃないかと・・・。

売れるかわからないけど・・・。(僕がもう少し商売がうまかったら、このブログも、もっと見てくれる人がいるんだろうけど、今の所、閲覧数すげー少ないもんね。なので、自信は今は全然ない。辛い。)

お値段なんですが、ネーポンシロップ1本、卸価格で、1000円、1200円くらいを考えてます。

高いって思われるかもしれないですが、それで200mlのネーポン、12本分なので、安くはないですが、めちゃくちゃ高い金額ではないと思うんですが、これが受け入れられるかは、僕もわかりません。

僕は好きだから飲むけど。

でも、僕は個人的にネーポンが大好きなので、なんか思い入れが強くて、なんかすごいものだと思ってるけど、実際は、思ったように売れないかもしれないけど、頑張って、売っていきたいと思っています。

少なくとも、僕自身はネーポンが大好きなので、自分自身が飲むためにも、死ぬまで製造はやめないと思います。(しかし、糖尿病になったりしたら、どうかはわからない。)

できたら、僕が死んだ後にも残る企業になればその方が嬉しいですが。

また、ネーポンをシロップにした他の利点として、ネーポンシロップを1本買って、家で、ちびちび毎日ネーポンを薄めて飲むことができたり、バーなどのお店では、お酒を入れてカクテルを作るのにも重宝すると思いますし、夏にはかき氷に??

色々使えると思います。(関係ないけど、温めたらホットネーポンにもなる。)

買っていただいて、使う人がいてくれればの話ですが。

こういう薄めて飲むドリンクって、僕なんかカルピスくらいしか思い出せないんですが、(カルピスは、個人的には濃いのが好きです。)

高品質の、美味しい清涼飲料水を、シロップで提供するっていう試みも面白いんじゃないかと。

今回の、ネーポンの販売形態について。

600ml入りの4倍濃縮のネーポンシロップが、12本入ったダンボール1ケースに、販売店がお店で使ってくれる用に、当時から使われていた、デッドストックの、ネーポン販売店用のポスターをつけての販売を予定しています。

販売方法は、一応、プレセール (先行販売)では、クラウドファンディングなんかも考えています。

 

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4 件のコメント

    • できるだけ良いものにしたくて、現在、中身はできたので、デザイナーさんにラベルのデザインなどを頼んでます。今年の夏には一般に販売できるようにしたいですが。

    • いいえ。今は売ってないです。ラベルのない試作品ができたところくらいです。
      今デザイナーさんにネーポンのラベルのデザインお願いしているので、今年中には販売できるんじゃないかと思ってます。

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